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スポーツの秋 ソフトボールの秋

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愛知県ソフトボール協会尾張支部長
全尾張ソフトボール連絡協議会会長
岩田 滿
 私事で恐縮ですが、敬老の日に孫から電話があった。敬老の日だから電話をくれたみたいだ。
この日が何の意味があるのかは判らないみたいで、学校が休み位しか理解していないようだった。孫との会話の中で「おじいちゃん教えて、昔のことではなく、今の気持ち、いま、一番なにが欲しいの、今いちばん誰が好きなの、夢はなに」高齢者がいまや3000万人を超す現在、この世の中のおじいちゃん、おばあちゃん一人一人が今の望みや将来の夢をお持ちだろうか。
 冒頭、脱線しましたが、この頃は、朝夕めっきり涼しくなり、秋の気配を感じます。夕立が去って少し涼しくなった道を歩いていると、猛暑の中では気づかなかった、足元に咲く花に目が留まる。「花」は春の季語だが、「草の花」は秋の季語だ。秋の野に控えめに咲く有名無名の花は、古くから人々の心を和ませます。季節感は繊細です。例えば秋晴れの日に朝のうちだけ冷え込むことを朝寒という。背中がゾクットする感じはうそ寒で、そぞろ寒、やや寒、肌寒などかすかな違いを表現する幾つもの言葉があります。人は心身が衰えかけると、そんな自分の支えとしてことさらに季節を意識するようになりました。
 9月になり、尾張地域のソフトボール大会も一斉に開催されました。雨・雨・雨でしたが幸い日程は順調に進んでいます。春から夏にかけての大会は全国大会の県予選を兼ねた大会が多くそれだけにソフトボールを楽しむ余裕など当然なく覇権をかけ、あるいは敗者の涙を流した大会も多かったでしょう。選手にとってバリバリ活躍する華やかな時は長く続かない。過酷な練習に明け暮れる。戦力であり続けるには、力の衰えやけがと戦い、台頭するチームメートとも競わなくてはならない。
そんななかで全国大会に臨まれた皆さんは納得がいきましたか。結果はよく存じていますが捲土重来、来年に賭けるチームも多かったように感じました。
 秋の大会は県内大会、尾張大会が中心です。いずれもその地域の大会です。大会ですからチャンピオンを決めるのですが、勝者の喜びもあれば敗者の楽しみ方もあると思います。‘ソフトボールは楽しくなければソフトボールではない’こうした地域大会こそソフトボールを通じていろいろな交流があり、そこにスポーツの良さが発揮されます。もともとソフトボール競技はハイレベルな技術を習得した大会などを観戦する楽しみもありますが、競技そのものに参加して楽しむにはとても適したスポーツです。
ソフトボール大会には小学校、中学、高校、大学、(各男女)一般男女、壮年(40代男)、実年(50代男)、シニア(60以上男)、ハイシニア(65以上男)、レディース(30台女)、エルダー(40代女)、エルデスト(50以上女)と多種多彩です。いずれも全国大会まで開催されています。どの分野、階層の人達も楽しめます。こんなスポーツはほかにありません。まさに誰でも参加できるスポーツです。おおいに楽しんでください。もう一度申し上げます‘楽しくなければソフトボールではありません。
季節は巡る。随分と短くなった日脚、実り豊かな稲穂に戯れるトンボ、朝に夜にリーリーと奏でるコオロギ。「暑さ寒さも彼岸まで」と今年も願わずにはいられないと思っていたが、自然の舞台は確実に秋に向かっています。
 最後に自戒を一言「人間、老年になると抑制がとれる」「新しいことを忘れ、古いことをよく憶えているという老化現象を神はよくお与え下さった」。精神の自由こそ、老いの特権。不惑や耳順に程遠い、凡百の身の励みに。お許しを!
平成24年9月19日

 
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