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球春

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愛知県ソフトボール協会尾張支部長

全尾張ソフトボール連絡協議会会長
岩田 滿
  2月は如月。節分、立春と暦は続き、春の息吹を感じさせる時季となりました。そして昔も今も変わらぬ試練の時を越えれば、春はもうすぐ日の光が強さを増す、生命の息吹と再生への希望があふれる季節でもあります。
 「縮んだ背筋がすっと伸ばす」日本では春まで一踏ん張りの時期に似合うようですね。正月から5週間すぎただけです。普通のことをしっかりやり、太陽を給油し、大層な1年に――そう願うにはまだ遅くありません、球春を告げるプロ野球のキャンプが始まり、梅の開花とともに春のイベントも次々に幕を開ける。みなさんやみなさんのチームはいかがですか。
 協会(全尾張ソフトボール連絡協議会)も先月末に役員会を開き平成25年度の行事予定案を決めました。今月尾張支部の評議委員会(全尾張ソフトボール連絡協議会)でみなさんの承認を受け、いよいよ新しいシーズンが始まります。
 昨年の栄光か、はたまたリベンジか、目標は高く、あるいは手が届かなかったとしても、簡単に諦めてはいけない。ゴールは遠い。意志のある者には成功のチャンスが訪れるものです。人が新たなステージに踏み出すためには、試練にぶつからなければならないこともあろう。チューリップが咲くには寒さに遭う必要があるように。全国を目指す皆さんにエールを送りたい。苦労がやがて大輪の花を咲かせる肥やしになると信じ、全力を傾けてほしい。ただ 実力を発揮するには体調管理が不可欠。インフルエンザなどの予防に努め、万全の状態で本番を迎えてください。

 今、指導者による暴力と体罰が問題化しております。目的のためなら暴力を容認する、どうひいき目に見ても人間育成とは呼べません。アマチュアスポーツが奨励されるのは、勝敗を超えた価値があるからで、個人の心身が鍛えられる以上に、目的を同じくする集団の中で苦労を共有し、礼儀や協調性、思いやりや忍耐を育てる場としての価値が活気づくと、その絆の中では個人の出世すら地域の誇りになります。スポーツの結果で活気づくのもそのためです。しかし、身内意識は閉鎖的な環境の中で、一歩間違えば上下関係の強制に置き換わり、それが行き過ぎると、体罰という暴力に変化する。スポーツ関係者の中には「多少はやむを得ない」と暴力を肯定する人もいる。日本人の心の中には、暴力を容認する古臭い精神論が染みついているようです。これを一掃しない限り、いつまでたっても指導者の暴力はなくなりません。
 どんなにきつくてもそれをやる理由と効果を言葉で説明できることが、選手を納得させ、成長させる。科学的指導が現在ほどにはなかった時代の指導は根性論にも力が入った。「苦行」のようなトレーニングも取り入れられ、耐えることがライバルにも自分にも勝つ近道とされた。残念ながら私の若い時はそうだった。日紡貝塚の大松監督時代(東京オリンピック女子バレーボール金メダリストチームの監督)はまさに体罰と服従だった。
 「愛の鞭だ」体罰への視線は厳しい。教え子を本気で愛するなら鞭など使えますか、叩く指導者は、叩かれた選手から生まれる。愛の鞭という幻想と、誤用のリレーをここで断たないと、栄光はいつまでも遠い。指導されるみなさんにそう叫びたい。

 ここ数日はいくらか緩んだとはいえ、この冬はずっと寒かった。梅の開花ペースが気になっていたが、梅の開花はあまり遅れていないそうだ。冬の寒さに耐える「歳寒三友」の植物3種の一つに梅が入るのは、人の生き方と重ねながら、律儀で、けなげな姿に共感を覚えるせいだろうか。開花前の紅梅の木を見上げる。枯れたような枝の先では、一つまた一つとつぼみが紅の衣をまとい始めている。寒空を背に、小さな空間だけが異質な感じで「春は枝頭に在って」という一節を思い起こさせます。

 最後に若い人にお願いがあります。「死んではいけません、どんなに辛くて苦しくても死をえらばないで」あなたを生み育てた両親の苦しみは一生続きます。
平成25年2月2日

 









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